説明


故宮博物院
The National Palace Museum
1949年に国共内戦が全面的に勃発し、国民政府は台湾へ移転しました。抗日戦争期に南方へ避難させた文物も政府とともに台湾へ運ばれ、まず楊梅を経て台中霧峰の北溝に安置されました。
その後、博物館事業の発展、所蔵文物の保管と展示を考慮し、1961年に国民政府は台北外双渓に大型の近代化博物館を建設することを決定し、1965年に完成、「国立故宮博物院」と名付けられました。
1960年代の国立故宮博物院の建設は、国内の文化・建築界にとって一大事であり、また国際的にも大きな注目を集めました。
数千年にわたる中華文化を継承する博物館として、故宮博物院の建築には強い古典建築の意匠が与えられ、わが国の文化芸術の伝統を受け継ぐ象徴としての意味を持っています。
主体建築は伝統的な明堂の概念に基づいて設計され、平面は「器」の字形を採用し、盝頂式の屋根、左右対称に広がる建築と中央軸の動線デザインにより、故宮博物院の重厚かつ厳かな本質を表現しています。
レビュー
レビューはまだありません。