嘉義神社（かぎじんじゃ）

^{Kagi Jinja}

嘉義神社は1915年に建立された、日本統治時代の嘉義における重要な宗教建築であり、天照大神と北白川宮能久親王を主祭神としています。
戦後、神社の主要な建物は取り壊され、現在は石灯籠、基壇、参道の階段などの遺構が嘉義公園内に残され、貴重な歴史的証拠となっています。

神社の遺構に隣接する「昭和十八J18」は、かつて嘉義市史跡資料館として使用されていた建物で、1943年（昭和18年）に建てられた嘉義神社附属の斎館と社務所でした。
斎館は神職が祭祀前に斎戒する場所であり、社務所は神社の行政事務を行う場所でした。
この建物は1998年に市定古跡に指定され、2001年に史跡資料館として一般公開され、嘉義の人文歴史を展示しています。

2019年、「昭和十八J18」は古跡展示、カフェ、和服体験など多機能を備えた文化空間として再生されました。檜の香り漂う中で日本式建築の美しさを感じながら、嘉義の歴史と文化を深く理解することができます。